こんにちは。安佐南区緑井にあります きよはら歯科クリニック歯科衛生士の山下です。
少し暑さを感じる頃となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、歯周病と喫煙の関係についてお話しします。「ギャンブルとお酒は辞めました。後はたばこだけです」という患者さまに出会い、このお話をしようと思いました。
タバコが体に悪いというのは、みなさまなんとなくご存知かと思います。でも、「歯」にもけっこう深刻なダメージを与えてるってご存じでしたか?
タバコに含まれるニコチンや有害物質が、歯ぐきの血流を悪くしたり、免疫力を下げたりすることで、細菌と戦う力が弱くなってしまいます。その結果、歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、歯周病がどんどん進行してしまうのです。
しかも、喫煙者の方は歯周病に気づきにくいという特徴もあります。理由は喫煙によって炎症のサイン(腫れや出血)が出にくくなるから。気づいた時には重症化しているケースも少なくありません。
さらに怖いのは、治療の効果も下がってしまうこと。せっかく歯医者さんに通っても、喫煙を続けていると回復が遅くなるどころか、再発のリスクも高くなってしまうんです。
「家族のためにお金を使いたい、そう思ってギャンブルを辞めました」結婚されてからぴたりとギャンブルを辞めたそうです。とても家族思いの素敵な方だと感じました。大切なご家族のためにもぜひこの機会に禁煙を考えていただけると幸いです。