よく噛んで食べよう!!

皆さん、こんにちは。

小児矯正にも力を入れている、きよはら歯科クリニック 歯科助手の岡本です。

9月に入り涼しくなり、過ごしやすい季節になりましたね。

食欲の秋、今回は「よく噛んで食べよう!!」をブログのテーマにします。

歯医者では、毎日たくさんのお子様の歯並びを治しています。

悪い歯並び(歯が重なっている・叢生(そうせい))は子どもの40%に見られます。

なぜそうなったのでしょうか?

成長と共にアゴが正常に育たず、歯並びが悪くなっているのです。

どうしてアゴが育たないのでしょうか?

それは…「使ってないからです!!」よく噛んでしっかり使うことにより、アゴや顔の骨、筋肉が育ち、歯並びは自然に整ってきます。その結果、顔全体がバランスよく成長します。歯並びは悪くなってから治すのではなく、悪くならないようにどうするかということも大切です。

こういった「自分の体」を「自分の力」で育てることが、歯並びの治療、子ども達の成長に必要です。

「よく噛む」ことを毎日の生活の中に取り入れてほしいのですが、せめて最初は、週一回の日曜日だけでも、歯を使って「よく噛む」ということを家族みんなで考えてみましょう(*^_^*)

手でつかむ、かぶりつく、顔いっぱい動かして食事をする。こういった行為は大人のマナーの世界では歓迎されませんよね。でも、子ども達は違います。子ども達には体中を使って食事をすることが成長の上で大切なのです。

お上品にちょこちょこ小さく切ったものや、軟らかいものばかり食べていると、アゴの発達しない草食系な大人になると言われています。食べ方が下手だからと言って、小さく切ったり、軟らかいものばかりにしていると、いつまでたっても食べること上手にならずに子どもの成長の可能性をストップさせてしまいます。子ども達は日々成長し、そしてこの成長はいつか終わります。

アゴの成長は、女の子は14才、男の子は17才位までにはほぼ終わってしまいます。正しい成長を期待するために、マナーには目をつぶって、時にはワイルドに前歯でかぶりつかせることも必要です。

当院の待合室に、「よく噛む日曜日ごはん」という本が置いてあります。ガブリとかじりついたり、ポリポリ前歯を使ったり、ガジガジ、サクサク、モグモグと前歯や奥歯を色々な使い方をして食べる、おいしい食事のレシピがたくさん載っています♪♪

興味をもたれた方は、当院で購入もできますのでお気軽にスタッフまで声をかけてくださいね!!(●^o^●)

しっかり噛んで、素敵なお顔と歯並びにしていきましょう。