空の青さにいくぶん秋の気配をかんじられます。

安佐南区緑井にありますきよはら歯科クリニックの濱田です。

 

今回は飴チャン🍬が無いと口寂しいという方。それって唾液不足の兆候かも❗️というお話です。

 

電車の中や映画館など、ふとした時に『ミドル、シニア世代』の女性方がバックから飴🍬を取り出してお友達や周囲の方に配っているのを見かけることがありますよね。お裾分けは嬉しいものですし、話が弾むきっかけにもなって『飴チャンいかが❓』はすっかり定着しているようです。

でも、これってなんで『ミドル、シニア世代』特有の行動なのでしょう❓

この世代の方が『何となく口寂しい』と感じて飴が欲しくなるのには『ちょっと甘いものが欲しい』という以外にも実は訳がありそうです。

 

飴🍬を舐めるとお口の中である変化が即座に起きます。それは『唾液の分泌』

飴🍬を舌の上で転がすと、その刺激で『唾液腺』という唾液を作り出す器官がおおいに刺激されて唾液がジュワッと分泌されるんです。

乾いたカサカサの手にハンドクリームを塗るとしっとりして気持ちいいのと同じ様に、口の中に甘みだけではなく、唾液も出て『潤い』を感じます。

『口寂しい』と表現されているお口の違和感はもしかして、唾液の分泌が減ったことによるのかもしれませんね。

お口の中のパサつきを感じるといった変化は、年齢と共に口周りの筋肉が痩せたり、更年期を迎えたり、持病のお薬を飲む様になったり、様々な要因によって起こり易くなるそうです。

 

一見、微笑ましい『飴チャン🍬いかが❓』ですが、歯の健康にとっては困った生活習慣なんです。

唾液には歯と同じカルシウムなどが含まれていて、虫歯になりかかった歯を補修する大切な働きがありますが、分泌が減るとその作用が十分に働かないうえ、飴🍬に含まれる砂糖によって虫歯菌が元気になるので虫歯が増え易くなります。

 

そこで❣️

 

ノンシュガー で、砂糖にかわる甘味料として使われるキシリトール100%配合のデンタルガムを噛むことをお勧めします。

虫歯菌は砂糖を栄養として分解しますが、キシリトールを分解することができないので元気になれないのです。

人前でガムを噛むのはちょっと‥‥という方はタブレットをゆっくりとお口の中で溶かしてください。

当院ではキシリトール100%配合のガムとタブレットをご用意しております。

市販の物ですと、キシリトールが配合されていても量が少なければ虫歯の予防効果は期待できないので、砂糖に変わる甘味料のうち50%以上はキシリトールが占めているものを選びましょう。

ただし、過信は禁物です🙅

キシリトールを食べていれば歯磨きや歯医者さんはいらないなんてことは全くないのです。

正しい知識の上でガムや飴、タブレットを食べてお口の潤い感覚を楽しみましょう。

そして、定期検診を受けてお口の健康を手に入れましょう❣️

スタッフ一同お待ちしております。