口腔内写真撮影について

こんにちは、安佐南区のきよはら歯科・歯科医師の村岡です。
気温がぐっと下がった影響か、体調を崩されている患者様をちらほらお見かけします。
免疫力が下がることに伴って歯ぐきが腫れたり、口内炎ができたりとお口の中に不調が出てきている方もいらっしゃいます。
何か気になることがあれば、定期健診・治療の際に遠慮なく聞いてくださいね。

さて、今回は先日参加させていただいた歯科医師向けのセミナーにおいて学んだことをお話しさせていただきます。
このセミナーは全12回にわたって開催されるものなのですが、第1回目は
『包括的歯科治療とは何か』
また、それを実践するための基礎資料の1つである
『口腔内写真撮影』
について学びました。

当院に通院されている患者様のほとんどが歯科衛生士による検査を受けられているかと思います。
その検査項目の1つに『口腔内写真撮影』があります。
突然顔写真を撮られて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、この検査は患者様にとっても、私たちにとっても意義のあるものなのです。

まず、当院で撮影しているものは規格をもった口腔内写真で、治療前・治療途中・治療後に撮影することでその変化を比較することができます。
患者様にとっては、”こんなに歯ぐきがひきしまったんだ” ”黒かった歯がきれいになった” ”元の状態に戻らないようにメインテナンスも頑張ろう”といったモチベーションにつながります。
私たちとしても治療計画を立てたり、治療を振り返るうえでの参考になります。
また、患者様のお口の中を直接みたことのない第三者(担当医以外の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士)との情報共有のツールになり、より質の高い治療の提供につながります。

撮影時には患者様にお口を引っ張っていただいたりとご協力をお願いしております。
お口を大きく開けたり、大きな鏡がお口の中に入ったりと決して快適なものではないと思いますが、より良い治療のために今後ともご協力をよろしくお願いいたします。