知覚過敏について

こんにちは、歯科医師の村岡です。

GWが明けて一気に暑くなり、冷たい物を口にする機会も増えてきましたよね。
そこで厄介なのが一瞬ずきんとしみる知覚過敏の症状ではないでしょうか。

当院に通院されている患者様でそのような症状がある方にはその原因や治療法を
お話ししておりますが、ご自宅でできる対処法として知覚過敏用の歯磨き粉の使用も
おすすめしております。

そもそも何故知覚過敏が起こるかですが

 

歯の表面は硬いエナメル質でおおわれています。
それが強いブラシング圧、歯ぎしり・食いしばりなどで傷つくと
その下にある象牙質が露出してきます。
すると刺激は象牙質の中を通っている象牙細管を経由して歯髄神経→脳へと伝わり
”しみる”と感じるのです。

(※ここで大切なのが、「歯ぎしり・食いしばり」が原因となるという事です!意外と皆さん、自分がしていることに気付いていません。知覚過敏や、歯の破折から歯を守るためにはマウスピースがとても有効ですが、この話はまたの機会に…)

知覚過敏用の歯磨き粉として、薬局でもよく見かけるシュミテクトは刺激が歯髄神経に伝わるのを妨害することで効果を発揮します。
また、歯科医院のみで取り扱っているシステマセンシティブは、上記の効果に加えて
含有成分が象牙細管を塞ぐことで効果を発揮します。

いずれも使用し続けることが大切です!

もちろん、しみる症状には虫歯が原因の可能性もあるので、気になる方は声をかけてくださいね。

安佐南区緑井のきよはら歯科クリニック・マウスピースが大好きな歯科医師、村岡未香保でした